営業をしていると、講習をしているかのような場面にぶつかることもしばしば。
今回は、ある美容室さんでお客様にちょうどダブルカラーをされている途中でのこと。このお客様偶然にも、前回もダブルカラーの時にも持っていたラクトンカラーでピンクを作り施術した若い女性でした。
ちょうど3回目のブリーチで、今回は他メーカーのビビッドブルーに染めたいとのことで、少し離れて見ていましたが、3回目のブリーチでも、部分的にムラがある状態。このブリーチのベース作りで仕上がりがかなり左右されます。
しかも前回も4回ブリーチしたので、ダメージも進んでいます。ホントはもう少しベースをしっかり揃えてからのトリートメントカラーがベストなのかもしれませんが、スタッフさんの苦渋の判断でこれ以上のブリーチは、やめにしてトリートメントカラーを塗布することに。
ところが、やはり恐れていたことが…
ムラなく綺麗にぬけたらもうほぼ成功したようなものですが…ドライすると、やはり部分によってはムラがあります。大丈夫かいな?
この状態でカラーは、他メーカーのビビッドブルー。
塗布していくと、おお!ビビッドブルーが…部分的にやっぱりグリーンに!こんなにグリーンになるんですね。
カラーをする前の状態が黄色、いわゆる金髪の状態になればなるほどグリーンになってしまいます。
つまり黄色味が残っている状態で青の色味を入れてしまうことによりベースの色とカラー剤の色が混ざってしまい、グリーンっぽい濁った仕上がりになってしまうのです。
グリーンになった部分は元の髪の黄色と染料の青が混ざった結果です。
補色の紫が足りなかったことが考えられるので、ここでラクトンカラー・ブルーの登場です。
ラクトンカラー・ブルーはどちらかというと紫に近い色味なので、補色としての働きをしてくれるとふみました。しかも、染料の含有量も他メーカーより多いので染着もさらによくなることでしょう。ここから講習っぽくなります(笑)
ただし、ラクトンカラーブルーを塗布してうまくいくのか、正直染まったあとを見るしかありません。モデルはお金を支払うお客様。失敗は許されません。そうゆう意味から講習より緊張しました!?
ラクトンカラーのマニュアル通り塗布後にラップして加温。おおっ、しっかりグリーンを消して染まっています。
さらに、ぬるま湯で乳化(ラクトンカラーはここがポイント)シャンプー後に、パセのラスィーヌトリートメント。すぐにポリイオンコンプレックスでこのトリートメント成分をゲル化させるヘアエステシステムをします。
トリートメントカラーの時は、フイヤージュはしないで、トリートメントゲル化のみとなります。捕捉ですが、ブリーチしたあとにフイヤージュしてからのマニキュアをした時の染着と発色は最高という声をもらっています。
ゲル化して、軽くお流しタオルドライ後にエルカラとセラミド配合の髪を熱から守るストレートミストを噴霧して仕上げます。
グリーンも消されて、パセ仕上げであまりダメージを感じない仕上がりとなりました。
今回はこのセットが大活躍でした。
スタッフさんもひと安心、お客様も喜んで「次は何色にしようかなぁ🎵」結果OKでした。
ラクトンカラーもいい働きをします。よかったです。ラクトンカラーやパセの詳しい説明はホームページをご覧下さい。
こちらも勉強になった出来事でした。今日もご覧いただきありがとうございました。
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