前回、パセ実験のブログを書いていましたがその続き。どこまで書いていたかというと、2本の毛束にトリートメントをつけて、一方には、ティージュをつけてポリイオンコンプレックスによりゲル化させます。
それぞれ、ビーカーに入れた水の中でかき混ぜます。もちろん、トリートメントのみの毛束の水は白く濁ります。
ところがゲル化した毛束はいかがでしょうか?全く白く濁りません。これが、トリートメント成分を瞬時凝固してゲル化した現象です。ゲル化してしっかりとどまります。
サロンでも、トリートメント成分をゲル化することで、トリートメント成分が流れません。
有効に使うことができ、しっかりとどまることで、効果のもちもかなり長くなります。
さらに面白いのは、この2つの毛束から水分を切ったときの違い。その違いは次回に書きます。お楽しみに!
ここまででした。続きはここからです。
今度は、それぞれ指で挟んで水を切ります。まずは、トリートメントだけの方は、柔らかく手触りもいいのですが、こんな感じです。
お客様にトリートメントをしたあとに、お流ししたときも、こんなですよね。
ところが、ゲル化した方は…ピーン!とハリが出ています。一見固そうに見えますが、触るとやわらかく手触りもとてもいいです。
これが、毛髪内部に栄養分をゲル化させしっかり補充。頭皮に潤いを与え、毛髪を太くしボリュームアップします。と、いうことになります。
ドライしても、その差は歴然です。この現象を見て、男性は「おおっ!髪の○○○○ラだぁ!」と言い、女性は「わあ~酢コンブみたい~」と言います(笑)
ご年配の方の細毛やネコ毛には、ハリコシを出し1本1本を丸く太くします。
ボリュームダウンしたい毛は、収まります。ダメージ毛にも効果を発揮し、ハイダメージ毛に対する施術には、量を調整した上で前処理として使用します。
ぜひ、このポリイオンコンプレックスによるゲル化を体験してみて下さい。ビックリされることでしょう!
今日は、間があきましたが「ポリイオンコンプレックスでゲル化した毛束」を書きました。ご覧いただきありがとうございました。
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