コロナ禍でなかなか思う営業ができない分、作業場でラクトンカラーのスカイブルーを使ってのカラーチャートをばりばり作っています。
今までのブルーは、赤が少し混合されていた関係でどうしても紫が出るのでなかなか思った色味が出せませんでした。
その点、今回のスカイブルーはキレイなブルーですので、色の組み合わせがやりやすい感じです。
このブルーがあれば、イエローを混合することでマット(グリーン)が可能となります。
できたマットにさらにイエローを足していくと明るいライトグリーンができます。このようにして、いろんな色を作っていきます。
絵の具の感覚で行けそうなので、どうしてもわからない部分は絵の具の調合も参考にしています。
それで作ったのが、ターコイズと青みがかったターコイズです。
このターコイズだけは、前のブルーではいくら頑張っても出せない色味でした。
そして、とりあえず今回作ったのが、
〇レッド+スカイブルーでレッドパープル
〇同じくレッド+スカイブルーの配合をかえてブルーパープル
〇スカイブルー+イエロー+レッドでブロンド
〇イエロー+作ったレッドパープルでカッパーと配合をかえてキャラメル
〇水色を作り、イエローと合わせて薄いターコイズ
〇スカイ+イエローでターコイズ、配合をかえて青みがかったターコイズ
さらに、おなじみの鬼滅カラーも作ってみました。
新たな混合表は、導入サロン様には配布予定です。
ラクトンカラーはHC染料と塩基性染料を使ったトリートメントカラーですが、大きな特徴は酸性が多いトリートメントカラーの中であまりないアルカリ性であるということです。このため染着がよくなっています。
さらにこれらの染料の配合量を格段に多くしていますので、褪色しても髪への残存量が格段に多く残ります。したがって褪色が目立ちにくくなります。
また、酸化染料を含んでいないのでパッチテストは必要ありません。
面白いのが、このラクトンカラーはメドウラクトン配合で髪質改善効果が期待できます。
メドウラクトンは、メドウフォームという植物の種子から抽出したオイルから作られたラクトン誘導体です。
熱を加えることで毛髪ケラチンのアミノ酸と化学結合(アミド結合)を形成して、疎水性相互作用以上の髪残り能を有し、毛髪を疎水化します。
色味とコントローラーを混合して少しだけ色を付けて、トリートメント効果を高める「色づくトリートメント」は人気メニューの一つに成長しています。
イチゴカラーの色味調整としての
イチゴカラー1剤+2剤混合時にラクトンカラーを混合。
イチゴカラーでしっかり白髪を染めたあとに、ラクトンカラーのWカラーでおしゃれを楽しむメニューも大変喜ばれています。
ぜひ、活用してみてください。
これからもいろいろな色味を作っていきます。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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